３３４種目　ミゾゴイ　1986.5.9.　広島市南区比治山

　たしか大学病院で検診を受けた帰りだったと記憶している。いいバスがないので歩いて帰ろうと思い、大学病院の裏側の道路を歩いていたときのことだ。左側のマンションの植え込みの影から焦げ茶色の鳥が飛びだした。大きくてサギの仲間だ。よく見ると翼の先が黒い。これはミゾゴイに間違いなかった。たぶん渡りの途中だったのだろう。しかし住宅街のマンションの植え込みに隠れているなんて今から考えると信じられない。しかしミゾゴイを見たのはこのときだけである。もしこのとき見ていないと今頃４００種目がミゾゴイになる〜なんて悩んでいたかもしれない。あっけない出会いが実は儲けものでした。明石の酢蛸さんごめんなさいね！