３５１種目　コマミジロタヒバリ　1989.5.3.　長崎県対馬

　対馬には何度も通ったが、この年ほど何もいなかった年はなかった。ヤマショウビンはおろか、シマアオジ、シマノジコ、コホオアカ、キマユホオジロなどのホオジロ類もさっぱりであった。見たものといえば、ヤツガシラをちらりとコムクドリ、アカモズ、ノジコくらいで、１日のほとんどをチュウサギ撮影と居眠りに費やしていた！その中で、マミジロタヒバリらしき鳥を見つけた。しかしどうも違うようだ。私自身は当時この鳥の識別に疎かったので、判断することができなかったが、同行のベテランバーダーがコマミジロタヒバリであると識別してくださったのでそうしたのだった。しかしあまり感動しない増え方であった。こんな贅沢を言ってはいけませんね。でも本当に鳥の少ない年でした。帰りの船にキマユムシクイが飛び込んできたのが最後の盛り上がりでした。噂によると、連休明けにシマノジコのすごい群れが渡ってきたそうです。そこまでいたかったなあ！