374 ホシガラス 375 イワヒバリ 376 ライチョウ 1994.10.17〜20 富士山・立山

 それはかなり前の修学旅行のことであった。立山アルペンルート越えという過酷なコースを選択したこの年は、出発前からライチョウを見るのだと張り切っていた。乗り物を乗り継いで立山の室堂に到着して、30分の休憩があった。もちろん私は生徒には目もくれず猛ダッシュ!建物の外に出て必死にライチョウ探し。すると100メートルほどいったところに草が生えているところがあり、その中に動く姿があった。「ライチョウ!」ついにやった。あこがれのライチョウを見ることができたのだ。まだ白い羽毛はあまりなく、黄色と黒のまだら模様がはっきりと見えた。300oとビデオで速攻撮影。するとなんだか体の調子がおかしいことに気づいた。そうなのだ。高い山なので少し酸素が薄いせいか、走ったために激しい息切れがおきてきたのだ。結局はいずるようにターミナルに戻り、周りの生徒から心配される羽目になってしまった・・・。

ライチョウ 1994.10.20 立山室堂にて

 修学旅行の最終日は富士山5合目だ。バスで到着し、付近を散策。すると、小屋の裏側の地面でスズメのような鳥がごそごそ動いている。何とイワヒバリだ!そして、ゴミ箱の中をあさっていたのはホシガラス!修学旅行で何と3種も増やしてしまいました。まるで私のためのような幸せな4日間であった。この思い出が強すぎて、肝心の生徒の動きはあまり覚えていません・・・。ちょっとやばいかな。